2023.09.04

地域の緩和ケア研修会に参加してきました

 

 

暦は9月。なのに今年はまだまだ酷暑の残暑が続いております。
それでも信号待ちでふと辺りを見渡すと、赤とんぼが飛び交う姿が見られ、ガードレールの陰にススキが自分の出番を待っているかのように並んでいました。こんなに暑くても季節は少しずつ秋に近づいているようです。

 

先日、地域の緩和ケア研修会に参加してきました。今回は心不全の終末期患者さんの症例検討会でしたが、こういった研修会を通じて、基幹病院の循環器科など専門医の先生方とも繋がりができ、心機能がかなり低下している患者さんが少しでも自宅で快適に過ごしてもらうために必要なこと、注意すべきこと、など教えていただくことができました。

 

当クリニックでは疾患の内容を問わず、在宅療養をされる方々に安心して過ごしてもらえるようサポートしています。なので、専門医のサポート体制が地域の中で整っていることは患者さんがより安心して在宅療養を続けていくためにとても重要なことだと感じています。

 

「緩和ケア」というと癌の終末期の患者さんだけが対象となるイメージがあると思いますが、厚労省の定義では「がんと診断された瞬間から」必要なケアとされています。最近は、癌だけでなく、心不全や腎不全、神経難病などの癌ではない様々な疾患に対しても「緩和ケア」は必要と考えられてきています。

人生100年時代。誰しも、癌だけでなく様々な病気や老化に伴う身体機能の低下で療養が必要となる時代です。
そんな時代を誰もがみな、少しでも豊かに毎日を過ごせるようになるといいな、と感じる毎日です。

 

 

 

 

齊藤 佳寿
この記事の執筆者
あい庄内クリニック 院長

齊藤 佳寿 (さいとう かず)

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