8月も中旬。もうすぐ「お盆」です。
庄内地域では、キュウリ🥒やナス🍆で馬や牛をかたどって「精霊馬」「精霊牛」として飾るだけではなく、軒先にスポーツカー🚗を吊るしてご先祖様をお迎えする地域があります。
同じ庄内でも鶴岡の旧市街地では7月にご先祖様をお迎えする地域もあります。
時期もご先祖様をお迎えする形も、地域によって異なっており、行く先々の訪問宅では色々な「お盆」の形を教わることができて、とても勉強になります📖。
当クリニックでは終末期の患者さんに関わらせていただくことが多く、毎年この時期が来ると、それぞれの御家族様方が「新盆」を迎えておられるのだろうなあ、と思いを馳せています。
「節目節目で故人を想うこと、それは遺された家族が少しずつ気持ちを整えるための大事な時間である」と、以前、檀家の和尚さんが仰っていました。
お亡くなりになった原因が何であっても、「死」は遺された者にとってはとても辛いことです。
どれだけ長い時間が経過してもその辛さは続くのかも知れませんが、少しずつ「時間」が癒してくれることを願うばかりです。