2022.04.15

終末期だからこそやりたいことを

 

 

桜と梅が同時に満開の庄内です。

先週末からの暖かさで一気に開花しました🌸

 

 

 

 

ある女性患者さんのお話です。

癌の終末期で自分の身体は痛みで辛いのに、お母さんの身体を気遣う優しい方。

あと少ししか一緒に居られないことをお互い感じているのが、側から見ていて痛いほど感じました。

 

診察を終えて玄関の外に出ると、私達を見送りに出てくれたお母さんが自宅前に咲く桜を見て、「お出かけが大好きだったのよね、あの子」と、ぽつり。

「行きましょう、桜を観に‼️」

その途端、それまでずっと俯いていたお母さんの顔が、フワッと晴れやかな表情に変わりました。

携帯酸素を準備して訪問看護さんと協力して。

 

このように、少しの準備と痛みのコントロールさえ出来ればできる事もあるのです。

終末期だから何も出来ないのではなく、むしろやりたい事をやってもらえるようにサポートするのが訪問診療の大事な役割だと思っています☺

 

 

 

 

齊藤 佳寿
この記事の執筆者
あい庄内クリニック 院長

齊藤 佳寿 (さいとう かず)

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