2021.12.15

祖父からの昔話…大黒様のお歳夜

 

 

 

12月9日は庄内地方では特別な日でした。

そう、大黒様のお歳夜。
七福神のひとり、大黒天の嫁取りの日とされ、神社ではなく各家庭でお祀りします。
床の間などに大黒様の掛け軸や御神像を祀り、五穀豊穣、商売繁盛、子孫繁栄、家庭円満を祈願して、「まっか大根(二股の大根)」「スルメ」を供え、「ハタハタの田楽焼、豆腐の田楽、黒豆の大根なます、黒豆ご飯、納豆汁」の御膳を供えて家族みんなで食します。

近年は食育の日として学校給食でも御膳料理が提供されるようです。

 

大黒様のお歳夜にまつわるお話は色々ありますが、私の祖父が毎年話してくれた昔話を少しだけ。。

 

昔あるところに、年中働きもせず遊んでばかりの怠け者のじいさまとばあさまがおりました。

そのうちにお金も尽きて年越しが不安になり、ある年の師走に大黒様に相談に行きました。

お金持ちになるにはどうすれば良いでしょう?と。

 

大黒様は言いました。

お歳夜に豆料理やマメの品々を100個供えなさい。

そうすれば願いを叶えてあげましょう、と。

じいさまとばあさまは必死にマメの料理や品々を考えて何とか98個揃えましたが、どうしてもあと2つ思いつきません。98個も揃えたのだから大黒様におまけしてもらおう、と98個を携えて大黒様にお供えしました。

 

しかし大黒様には通用しませんでした。

 

大黒様は二人にこう言いました。

「あと2つのマメはあなた方の『手マメ』『足マメ』です」と。

 

「日々の努力や積み重ねが大事だよ」というお話でした。

 

 

クリニック駐車場の片隅、立派な霜が降りていました。

この週末はとっても冷え込むそうなので、皆さん暖かくしてお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

齊藤 佳寿
この記事の執筆者
あい庄内クリニック 院長

齊藤 佳寿 (さいとう かず)

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